リンゲルマン効果から学ぶ組織づくりのヒント
リンゲルマン効果とは?
「チームで取り組めば一人ひとりの負担は軽くなるし、生産性も上がるはず」
そう考えるのは自然なことです。しかし実際には、人数が増えるほど一人あたりのパフォーマンスが低下する現象が見られます。これを「リンゲルマン効果」といいます。
フランスの農学者リンゲルマンが行った綱引き実験では、参加人数が増えるほど、一人ひとりが発揮する力が弱まることが確認されました。これは「誰かがやってくれるだろう」という心理や、自分の貢献が見えにくくなることによるものです。
職場で起こるリンゲルマン効果
この現象は企業の現場でも少なくありません。例えば、
- プロジェクトメンバーが増えたのに意思決定が遅くなる
- 会議で発言が少なく、主体的に動く人が限られてしまう
- 「誰が責任を持つのか」が不明確でタスクが停滞する
といったケースは、まさにリンゲルマン効果が働いている状態です。
組織づくりのポイント
では、どうすればこの「人数が増えるほど力が分散する」状態を防げるのでしょうか。
- 役割と責任を明確にする
誰がどこまで担当するのかを明確にし、成果が見える仕組みをつくることが大切です。 - 小さなチームで動かす
人数が多いほど責任感が薄れやすいため、少人数のチームで裁量を持たせる方が効果的です。 - 心理的安全性を高める
メンバーが安心して意見を出せる環境は、「他人任せ」にならず主体性を引き出します。
まとめ
リンゲルマン効果は人間の心理的な特性のひとつであり、組織で働く以上、完全に避けることは難しいかもしれません。
しかし、人事労務の仕組みづくりやマネジメントの工夫によって、その影響を最小限に抑えることは可能です。
くまがい社労士事務所では、心理学の知見も活かしながら「人が活きる組織づくり」をサポートしています。
「従業員の主体性を高めたい」「チームの力をもっと引き出したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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